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「オーロラ」

新年明けましておめでとうございます。
本年も、どうぞ宜しくお願いいたします。

私は、本日、初映画館でした。

去年、「エトワール」というパリ・オペラ座のバレエ団員についての
ドキュメンタリー映画を観ました。
特にストーリーがある訳では無く、舞台裏ウォッチング的な下世話さもあまり無い
というのに、終始漂う緊張感のおかげで、全く目が離せませんでした。
とても印象に残っています。

今日は、同じ監督の作品「オーロラ」を、北天神へ観に行きました。

祖国の財政難を救うために政略結婚をさせられることになったお姫様が、
お見合い用の肖像画を描いてもらううちに、担当の絵描きに恋をしてしまって
困った!どうなる?という、とてもシンプルな物語です。

ストーリーを追っていく面白さはほとんど無いのに、主役の二人(現役のオペラ座バレエダンンサーだそうです)がとても素敵で、これまた目が離せない2時間を過ごせました。

お姫様役のマルゴ・シャトリエさん。
上映が始まって15分位は、あんまり子供みたいに見えるので「むむむっ。」という
感じでしたが、映画が進んで行くうちに、どんどん、ぐんぐんと美しくなっていくので
びっくり、惚れ惚れしました。
画面から、花の香りがしてきそう!
そんな女の子でした。

そして絵描き役のニコラ・ル・リッシュさん。
映画の後半まで、バレエを踊るシーンは全く無いのに、画面に現れるだけで
もの凄い存在感です。
国王の家臣たちに追われ森の中を逃げ回るシーン。
駈けている姿があまりにも美しくて、さすがオペラ座のエトワール!!ブラボっ!
と思いました。
彼が走っている姿、もう3分くらい長く観ていたかった。
大好きな場面でした。

悲しい恋の映画でしたが、上映中は、とても良い夢を観ているような気分でした。
by tohki-hirao | 2007-01-11 00:26
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